春の川原へでかけ、「魔法瓶を売る文章」を作る

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映る景色の行方

青い空。白い雲。

陽をあび新緑がまぶしい山。静かに流れる川。

色鮮やかな景色が、おだやかな川面に見事に映っています。



映った景色は、、少し暗い?それと逆さま。見つけた違いはそのくらい。


と、突然川面の景色が、黒味を帯びだしました。

水がほんのり盛り上がり、空や山がゆがんでいきます。あっという間に、黒い影でおおわれました。


次の瞬間、ゆれる影をきり裂き、大きいワカメのような板がヌメッと現れました。

探しものと出会う瞬間


トートバッグに筆記具と魔法瓶をつめ込み、ブログを書くため、川原へ犬ときています。

大小転がる石の中から、よさげな大きい石を見つけ腰掛けました。



これまではガテンな仕事ばかり、文章を書く、、そんな発想は皆無。


“おカネを、文章で稼ぐ”

自らではなく流れつく、2年ほど前、漂着といった感じです。


小学校の卒業文集「将来の夢」を作るとき、適当な夢を書きました。懸命に考えても、見つからなかったからです。

作文はやっつけましたが、以来これだ!と思えるもの、夢を探しはじめることになりました。


何もやりたいことがない、、

こめかみやヒゲに望まない白髪が混じるようになってもなお、探しさまよっていました。

空前のテクノロジー、インターネットが自分の日常に浸透したのはこの頃。



文章の仕事、、まさかですが、いまはこれがそのものなんだろうと思っています。


川原へときたのは、探し求めた夢”文章で生きる” を実現するためです。

空と山


どう書けば、、

「ふぅ、1時間歩いた?景色、水も、、きれいすぎ。こんなに気持ちよい?川辺って」

コーヒーを淹れようと、魔法瓶を取りだします。


コボれ対策、ビニール袋に入れてきて正解。コボれていました。

重さで疲れるとも思い、湯量は半分。それでも重い、、



一体、どう書けば、、

ブログ読者は、「魔法瓶、欲しい♪」になるだろう?

魔法瓶メーカーや販売するAmazonは、広告掲載を認めてくれるのだろう?


はて、どう書こう。

卓上魔法瓶、おススメではないこと4つ

魔法瓶
  • 漏れ、重量
  • 保温力と機能
  • 外観で残量がわからない
  • 注ぐ湯量の加減が困難

漏れ、重量

漏れ
トートバッグから取り出した魔法瓶。

ビニール袋内、お湯。とはいえベチャベチャ。

重み
スーパー買い出し?じゃが芋、玉ねぎ、人参。数人分、カレーでも作る気分。

保温力と機能

保温力
温度を一定に保てない。

少しづつ変化。
(例)熱い→ぬるい / 冬場


機能
保温のみ。

お湯を沸かせない。必要なときは、やかんなどで沸かす必要あり。


※温度の設定はできない
温度は、自分で調整。

< ほ乳瓶でミルクを調乳するときなど >
”菌を不活化かつ栄養素を壊さず、お湯を瓶にうつす際の10°低下をふまえ80°かな?※1

外観で残量がわからない

残量計なし

少なくなった際の、給水ランプブザーでの知らせもなし。


残量確認は、

・手で重みを感じとる
・ゆらして音をきく
・フタを開け中をのぞく

触覚、筋力をもちい、聴覚にくわえ、最終的に視覚を要する。

注ぐ湯量の加減が困難

注ぐ人の手にかかる
”お湯を細く、一定の量で優しく注ぐ”

ドリップポットや電気ポットの「珈琲ドリップ給湯」の注ぎ再現は、熟練を極めたとしても難あり。

美味しいコーヒーが飲みたい場合の用途として、不向き。

おススメなところ3つ

  • エコ
  • 丸洗い可
  • デザイン

エコ


電気を使わないタイプ
「真空」という構造上の仕組みで保温。


電気を一切使わない→ 電気代がかからない。

つまり、経済的。

※お湯を沸かすガス代、電気代(IH)はかかる。

魔法瓶の本体=ステンレス製の真空二重構造
(取扱説明書)


電気ポットは、主に電気で保温

参考サイト※2によると、年間の電気代は最安で4500円。(水の沸騰代を含む/コロナ以前の燃料費調整額)

丸洗い可


電気を使わない
→水濡れへの気遣いや心配御無用。

丸洗いし放題、ゆえに清潔。

デザイン


いたって、素朴


万国老若男女、たびたび耳にするフレーズ、そして学び。

シンプル・イズ・ザ・ベスト!


生活のあらゆる場面、場所にマッチ。

飽きもなし。

ある意味、無敵!?



”素朴”

最大にして最高のおススメポイント。

そして、この魔法瓶のすべて。

<まとめ>
工夫をこらすことや大味のコーヒーだって楽しむさ。

おおらかな気持ちで、日常をすごしたい♪

そんな人におススメ。

ソーシャルディスタンス


出かける前、ボトル缶に少しの水とインスタントコーヒーの粉を入れてきました。


フタを開け、魔法瓶からお湯を注ぎます。

ボボーっという音とコーヒーの香り、あれこれ考えた疲れが和らいでいくのを感じます。

うまく作文できたのだろうか、、



ほろほろのぼる湯気の先、ゴツゴツした石の脇に生える草がゆれています。

根元に視線をやると愛犬が茂みの中から顔を出し、頭をこすりつけてはチラっとこちらを見ています。

口を開け舌を出し、、ちゃまらん。

かわいい。


少しもってきたキャベツと鶏ムネ肉の煮込み、それとドッグフード。

ムシャムシャと完食しました。



ボトル缶から手に伝わる湯温。

ジャンパーを着て歩いた暑さはとうになく、涼しさと書き終えた余韻の中、温かいお湯でよかったと思いました。


背後の林からウグイス、他の鳴き声も聞こえます。

川の向こう岸からは子どもの遊ぶ声。コロナで学校が休みなのでしょう。



川面の景色を黒くした影の正体は、たぶん大きな鯉だと思います。

水辺ぎりぎりに近づいてみましたが、気を使ったのか警戒したのか、近くにはよってきてくれませんでした。


元のように色鮮やかな景色を川面にもどし、上流の深みへゆらゆらと消えていきました。








<備考>

中身が飛びだす
川原へもちだしたものは、”家庭用“です。

キッチンでの使用なら、ビチャビチャになることはありません。

(追記)
その後、逆さにしたり振り回したり何度か試してみましたが、中身は飛び出しませんでした。

確かに、そうでないと保温できない、、

中身ではなく、フタにたまっていたもの。または、注ぎレバーを不意に押したための飛び出しだと思います。




カレー材料、数食分の重み
持ち歩かないのであれば、問題としてあがりません。
(お湯を注ぐ際、持つ支えるの筋力があったほうがよいとは思います)

<参考サイト>
※1 ほ乳瓶、ミルク調乳について
   「あなたのミルクの作り方、安全ですか?
        Conobie

※2 電気ポットあれこれについて
   「電気ポット43機の性能とおすすめ
        家電批評モノマニア




<推敲時のBGM>
「Relaxing Jazz & Bossa Nova Instrumental Music – Happy Cafe Music For Study,Work」
Cafe Music BGM channel


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