6つ目の工程


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ゆっくりと確かめながら

水道の蛇口スパウトからの流水がシンクに当たり、シャーっと小さく響いています。



汚れ落としの仕事をまっとうした石けんの泡は、水の流れとともに全て排水溝へと消えていきました。

本体にもう一度流水をさっとかけてから、蛇口ハンドルを閉め水をとめました。


両手でつかんだクリーム色の本体を軽く上下に振って水滴を落とし、キラキラと光の反射する腹のあたりを指でこすってみました。


キュッキュッ、音は鳴りませんが聞こえます。

手入れ前とは違う心地よさ。

指先から全身へとめぐっていくさわやかな感触を、ゆっくりと確かめながら2,3回くり返しました。


6つ目の工程


乾燥のためキッチンペーパーに並べるところまで、5工程を終えました。

前々回の記事で手入れの工程は5つと書きましたが、じつはもう1つ大事な工程があり派手に書き忘れています。


”手入れには含まれない”といった意見もあるかと思いますが、今回の大掛かりな手入れは、その存在無くしては完了となりません。

先ほど穏便に完了したので、工程名と終えたての感想を少し書きたいと思います。


工程名
ワカメたっぷり蕎麦の実食※1

感想
すりごまと七味を少しずつふり掛けいただきました。

ほんのりと甘辛いつゆの風味とともに、ごまと七味の香りがいまも口の中に残っています。


茹であがった蕎麦を水でしめ、つゆは別にして手入れをしていました。

蕎麦は伸びてはおらず、十分なコシがありました。


きざみネギがなかったのは少し残念でしたが、大掛かりな手入れを無事終えたこともあり、たいへん美味しくいただくことができました。











その世界線でも


手入れの記事を書いたあとなので、「書いていなかったとしたら」といった世界に出会うことは、もうありません。

それでもそのような世界にもしも遭遇したとき、

金銭の気配に左右されることなくあたり前に手入れができるよう、一生懸命たくさん魔法瓶の記事を書いていきたいと思います。


音はなくキュッ、キュッと聞こえたその中に、

”手入れは習慣、常日頃キュッ”

”感謝はサイズもだけど常日頃キュッ”

そんな音もまじっていたような、、


備考

※1「ワカメたっぷり蕎麦」
レシピは、『魔法瓶を押し売りするブログ』内にあります。素人が気ままに作ったものですが、一応リンクを載せておきます。
<わかめたっぷり蕎麦>の作り方」魔法瓶を押し売りするブログ
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